10/28開催の、「SaaSプロダクトのフロントエンド/Vue.js、React、TypeScript、E2Eテスト」というイベントに参加しました。
今回は個人的なメモ程度になってしまいました。
具体的な内容は、リンク先で公開されている資料をご確認いただくのが良いです。
テスト稼働の削減とフロントエンドの品質担保を行うE2Eテスト
puppeteerでE2Eテストを実装した話でした。
86hの実装工数で、テストの1回の実施時間を16h -> 2hに削減したそうです。かなり成果が出ています。
主な選定理由は導入コストが低いことで、他の案としてはセレニウムやtestcafeが言及されていました。
Vue.js + TypeScriptによる新規サービス開発ふりかえり
バックエンドとフロントエンドで分業した話が興味深かったです。
プロダクトマネージャー、デザイナー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアで分業し、合計13名のメンバーだそうです。充実したメンバー構成に思えます。
メリットとしては、それぞれが自分の専門に注力できることや並行開発により、開発スピードが上がることが挙げられていました。私のチームでは、バックエンドとフロントエンドを兼業しているメンバーが多いのですが、学習コストが倍かかることにはやはり辛さも感じます。
辛かった点としては、特にフロントエンドエンジニアが3つある仕様書を全てウォッチし続ける必要があることだったそうです。仕様書ベースでの仕様共有は、言うは易しですがメンバーの練度が要求されるように思います。
開発はTypeScriptを導入したそうです。デメリットとしては、Vueとの相性の悪さが挙げられていました。Vue3ではこれが改善されているそうですが、これをすぐに実戦導入するのは勇気がいりそうです。
息の長いサービスのフロントエンドを少しずつ改善していく営み
2010から稼働している、JSP - jQuery構成のシステムの改善の話題でした。
リプレイスでなく機能追加もしつつ少しずつ改善する、ということで、参考になる点がかなりありました。
取り組みとしては、モジュール化、TypeScript導入、テストコードの主に3点だったそうです。