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2023年版Frontend Developer Roadmapを見てみる

Developer Roadmapは、文字通りエンジニアのロードマップとして有名かと思います。

普段は業務に直接関連しない技術に触れる機会がないため、こういうものでキャッチアップしていきたいです。

今回は、2023年版のFrontend Developer Roadmapを、過去の版と見比べつつ見ていこうと思います。

roadmap.sh

2023年版がこちらです。

2020年版がこちらです。

HTML

Writing Semantic HTML, AccessibilityがRecommendationにランクアップしています。

ぱっと見の見た目が整っていれば良いという時代から、機械からの読みやすさ・ハンディキャップを持つ方からの読みやすさ(読み上げなど)にも注目されるように移り変わったことがわかります。

Package Managers

pnpmが増えた一方、yarnがAlternativeに格下げされています。
npmの性能が上がったことで、yarnの必要性が減ってきたものと思われます。

Pick a Framework

ロードマップ上で、Pick a Frameworkが前の方に移動しています。
これらの採用がますます一般的になったようです。

Svelte・Solid JS・Qwikが追加されています。

この3点は、State of JSでも最上位にランクインしています。

https://2022.stateofjs.com/en-US/libraries/front-end-frameworks/

ReactがRecommendationなのは変わらないようです。

現状の最有力候補はReact、次世代の可能性がSvelte・Solid JS・Qwikという感じのようです。

CSS

CSSに関する項目(Modern CSSCSS Frameworks、Writing CSS)についてはかなり変わっています。

2020年版ではCSS in JS(Styled Components、CSS Modules)やReactstrap、Material UI、BootstrapがRecommendされていますが、2023年版では全てなくなっています。

2023年版では、Tailwind・Radix UI・Shadcn UIのみになっています。

変化が大きいですね...。

Module Bundlers

webpackから、Vite・esbuildにRecommendationが変わっています。

実際開発環境のビルドが爆速に変わるので、重要な変化ですね。

webpack後継のturbopack等は触れられていませんでした。

Server Side Rendering(SSR)

React > Remixが増えています。気になります。

Static Site Generators

Next.js・GatsbyJSから、AstroにRecommendationが移行しています。

GatsbyJSに至ってはなくなってしまっています。

Developer Roadmapのサイト自体、Astroで作成されているそうです。

Desktop Applications

RecommendationがElectronなのは変わりませんが、Tauri・FlutterがAlternativeに追加されています。

Web Assembly

2023年版ではBonus Content内に移動しています。
注目度が下がっているのでしょうか?

まとめ

2020年からの変化があらかた確認できました。

聞いたことない項目も複数あり、今後キャッチアップしていきたいです。