2021/04/09に開催されたDeveloper eXperience Day 2021というイベントを見てきました。
"日本CTO協会"という団体が開催しているそうで、登壇者もCTO/VPoEの人が多いようです。
最初に平井大臣出会ったり、有名ベンチャー(ヤフー、freee、SmartHR、プレイド、他)のCTOクラスが喋ってたりと豪華です。
Youtubeでアーカイブが観れるので、同じ時間帯のセッションも順に視聴できますし、倍速再生もできます。 僕はすでに10セッションほど見ました。 とても面白かったので、未鑑賞の方は是非に。
特に面白かったセッションについて紹介します。
D-5 未知の顧客にとっても価値あるプロダクトを生み出す - プレイド開発チームのチャレンジ
https://dxd2021.cto-a.org/program/time-table/d-5
Developer eXperience Day 【Stream D】 - YouTube
株式会社プレイドのVPoEの方が登壇者でした。
プレイドと言えばちょうど去年末にマザーズ上場していて、"非効率にいこう。"というメッセージが面白いなと思っていました。
内容はプレイドという会社の開発組織における取り組みやカルチャーについてなのですが、 参考になるという以上に、端々から感じられるプレイドの挑戦するパワーに圧倒されました。
「タイムリミットがある中での開発」
「常に不確実性を増やし続ける、意図的にカオスを生み出す」
「問題定義にめちゃくちゃ時間をかける」
の言葉が印象的でした。
会社自体や、そのメンバー個々人の力を信じている会社だなと感じました。
B-4 なぜ、開発者がプロダクトの全体像を知らなければいけないのか? 〜最近よく聞くプロダクトマネジメントと開発者体験の関係〜
https://dxd2021.cto-a.org/program/time-table/b-4
Developer eXperience Day 【Stream B】 - YouTube
プロダクトマネジメントを専門とし、アドバイザリーや研修を行なっているTablyという会社の方のセッションです。
つい最近出版された"プロダクトマネジメントのすべて"という書籍の著者の方々です。
内容は、プロダクトマネジメントは何かとその基本・押さえどころについてでした。 フレームワークと言えるレベルで整理されており、このセッション(特に前半部分)を見るだけでプロダクトマネジメントを始められるなと思いました(もちろん、その先が奥深いのでしょうが)。 プロダクトのマネジメントでなくその開発に携わっているような方でも、是非一度ご覧になると視野が広がるかもしれません。
印象的だったのは、下記ページでも紹介されている"仮説のミルフィーユ"の図でした。
A-6 あなたが始めるデータ分析 〜 データ分析プロジェクトの立ち上げ方から分析文化の作り方まで 〜
https://dxd2021.cto-a.org/program/time-table/a-6
Developer eXperience Day 【Stream A】 - YouTube
異色なセッションで、Vtuberである"バーチャルデータサイエンティスト アイシア=ソリッド"さんが登壇されていました。
内容は、GreenやWevoxでおなじみの株式会社アトラエの、データサイエンティストの方(表現が難しいけど、中の人...)の経験をベースに、 いかにして会社の中で0からデータ分析のプロジェクトを立ち上げ進めていくかという話でした。
データサイエンスに興味があってやってみたいよ、という人はとりあえず観てみると良いと思うんですが、 そうでない人にもオススメしたいセッションでした。
まず、Vtuberでかつエンジニアらしいことを喋っているのを観たことないので、純粋に面白かったです(のじゃロリおじさんとか観てたけど、エンジニアっぽい話はあまりしてなかった気がする)。
もう一つこのセッションは、1人の会社員がいかにしてやりたいことをやっていくかの紹介であり、その方法論を示唆する内容だったと思います。
なんというか...熱のあるセッションでした。
まとめ
3つのセッションを紹介しましたが、詳しい内容にまでは触れていません。
是非是非、実際にご覧になってくださればと思っています。
紹介した以外にも面白いセッションがたくさんあり、全体的に質が高く、また登壇者の熱を感じることの多いイベントだったなと感じています。
興味のあるタイトルを視聴してみてください。