スマレジエンジニアyushiのブログ

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SCRUM BOOT CAMP THE BOOKを読む(「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」勉強会1回目)

株式会社スマレジのエンジニア、yushiです。

ブログ2本目です。

今回は社内勉強会と、そこで学んだことについて書きます。

勉強会について

株式会社スマレジでは毎週有志で勉強会をしています。

題目の本を1時間程度×数回に渡って読み、質問や意見・感想を言い合い、理解を深めます。 

今回は「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】」を読んでいきます。

 

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】

アジャイルスクラムの本は有名なものが複数ありますが、つい先月改訂版が出版されたこともあり、「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】」が選ばれました。

本書では、アジャイル開発の一つ「スクラム」について、基礎編実践編に渡って紹介しています。

"基礎編"では、アジャイルスクラムの目的・方法・用語を扱います。

"実践編”では、ストーリーに沿って具体的な取り組み方を紹介します。

手法だけ学んでも、実践に移すのが難しかったり課題にぶつかって対処に困るということが往々にしてあるので、"実践編"の具体例に結構なページを割いているのは良いなと感じています。

 

初回「基礎編」の感想

先日の初回で読んだ基礎編について、特に気になったことや勉強会で話題になったことなど紹介します。

スクラム自体の具体的な内容は書籍や公式サイト(https://www.scrumguides.org/docs/scrumguide/v2017/2017-Scrum-Guide-Japanese.pdf)などを参照ください

 

時間の幅を明確に決める

スプリントの長さを変えてはいけない、タスクは1日以内、スプリントレビューやスプリントレトロスペクティブの時間の目安を示していることなど、時間の幅に対して明確さを求める印象を持ちました。

そうすることで、課題点を顕在化しやすくする意図があるのかもしれません。

 

ステークホルダーは誰か?

勉強会では、ステークホルダーは誰に当たるか? ということが話題に上がりました。

受託開発なら顧客になりますが、スマレジのような自社サービスだと、開発部長などの経営層のほか、ユーザーと直接やり取りをする営業やカスタマーサポートチームも当てはまるかもしれません。

 

チームメンバー数

スクラムでは、プロダクトオーナー・スクラムマスター・開発チーム(3~9名)の最低5名が必要となりますが、実際にメンバーを揃わないこと多いように思います。

特に、チームの人数が揃ったとしても、スクラムマスターを立てるのは各所の理解を得る必要がありそうです...。

初めての導入では、プロダクトオーナーやスクラムマスターは開発メンバーが兼任することが現実的なのかもしれません。

 

割り込み作業への対応

スクラムではスプリントの最初でスケジュールを立てますが、実際には不具合や別プロジェクトの対応などで、スケジュールを崩さざるを得ないこともあります。

次のスプリントに回し、そこでスケジュール調整するのが理想ですが、あらかじめ数日急な対応のための日数を設定しておく必要もあるかもしれません。

 

総括

基礎編では、リアルに想像できていないことや疑問なども数多く残りましたが、実践編ではそれらが順に解決されていくはずです。来週以降がとても楽しみです。

来週は、実践編のScene No.0~5が課題となりました。